ポスティングには向き・不向きがある！向いているか判断する基準とは

ポスティングは特定のエリアや建物にチラシを配布し、販促と集客を目的に用いられる広告手段です。しかし、向いている業種と向いていない業種があります。向いていない業種でポスティングを行っても、思ったような効果は得られないかもしれません。そこで、ポスティングに向いている業種と、向いているか判断するための基準を解説します。

向いている業種の特徴

ポスティングの配布方法は、特定エリアのポストすべてに配布する「全戸配布」、建物の種類や特徴に合わせて配布する「セグメント配布」があります。

しかし、業種によってはポスティングが向いていないこともあります。ポスティングによる宣伝を検討している方は、宣伝効果を高めるためにポスティングが向いている業種の特徴を理解しましょう。

店舗の周辺エリアにターゲットが住んでいる業種

店舗周辺エリアに住んでいる人がターゲットであれば、ポスティングが向いています。雑誌や新聞・Web上で広告を流すことも可能ですが、ターゲットが必ず見るとは限りません。ポスティングはポストに1枚ずつ配布するため、新聞折込よりも閲覧率が高いと言われています。特定エリアのターゲットに向けて宣伝したいのであれば、ポスティングがおすすめです。

定期的にイベントを開催する業種

ポスティングはイベント時の集客にも役立ちます。そのため、住宅フェアや「〇周年記念キャンペーン」など、定期的にイベントを開催する業種に向いています。また、イベントは現地で開催されるものでなければなりません。

逆に言えば、オンラインセミナーなど全国から参加できるイベントは、わざわざエリアを絞って宣伝するポスティングはかえって効果が低くなります。そのため、ポスティングで宣伝するイベントは「現地で実施されるもの」でなくてはいけません。

一般的にポスティングに向いているとされる業種

ポスティングが向いている業種は、ターゲットが居住するエリア内に店舗を構える「不動産系」「宅配サービス系」「教育系」「美容・健康系」「飲食店」などです。

不動産系の店舗

地域の不動産会社は地元の不動産情報に特化しており、ターゲットは店舗周辺エリアに住んでいる人に絞られます。そのため、特定地域や建物のポストにチラシを配布するポスティングという手段は、新規顧客の獲得にはうってつけの手段です。

また、ポスティングはターゲットをある程度絞り込んだうえで配布する「セグメント配布」が可能です。これを利用すれば、売り出したい物件をターゲットに直接アピールすることができます。例えば、新築・中古の建売物件は小さな子どもがいる家族がターゲットです。そのため、単身者用でないアパートに絞ってポスティングすれば、狙ったターゲットに不動産情報をアピールできます。

ピザや寿司などの宅配サービス系

デリバリーピザや宅配寿司などの宅配サービス系もポスティングが向いている業種です。宅配サービス系は配達可能なエリアが限られているため、そのエリア内のターゲットに向けて宣伝する必要があります。そのため、特定エリアのポストに配布できるポスティングが適しているというわけです。

塾や英会話教室などの教育系

塾や英会話教室などの教育系サービスの宣伝も、ポスティングが向いています。塾や英会話教室は子どもが徒歩や自転車で通える距離か、送迎にかかる時間がそこまで長くない距離になければいけません。そうすると、塾や英会話教室に通うこどもが住むエリアはある程度限られてきます。そのため、エリアを指定してチラシを配布できるポスティングが向いています。

エステ・ネイル・美容室などの美容・健康系

エステやネイル、美容室などの美容・健康系の店舗もポスティングが向いています。これらは同じ業種の店舗が複数あるため、ほかの店舗に比べて明らかに技術が高いなどの理由がなければ通いやすい範囲にあるものが選ばれる傾向があります。そのため、特定エリアに配布できるポスティングという手段が適しているというわけです。

小規模な飲食店

最近はSNSを使った宣伝方法が主流になりつつありますが、小規模の飲食店における宣伝方法としてポスティングは非常に重要です。オープン前の宣伝が不十分で認知度が低ければ、常連客が獲得できない可能性があるからです。

インパクトのある写真を掲載したSNSは新規顧客の獲得につながるかもしれませんが、遠方から来たお客様であればリピートは期待できないでしょう。小規模な飲食店を続けるには、常連客の存在が欠かせません。そのため、移動時間がかからず定期的に利用してくれそうな地元の方に対して宣伝する必要があります。

ポスティング業者に相談してみよう

どこまで配布エリアが絞り込めるのか、建物や住民の特徴に合わせて配布できるかはポスティング業者に相談してみましょう。業者によってセグメント配布に利用しているデータが異なるため、配布できる数が変わるかもしれません。そのほか、チラシのデザイン作成も請け負っている業者もあるため、デザインに困っているのであればそうした業者に相談してみましょう。

まとめ

ポスティングに向いている業種は、店舗周辺エリアに住んでいる人をターゲットとする業種や定期的にイベントを開催している業種であることがわかりました。店舗のターゲットによって、向いている業種と向いていない業種があることがわかったかと思います。ポスティングはエリアや建物の形状・状態などに合わせてチラシを配布できることが特徴です。配布方法はポスティング業者によって異なるため、まずは一度相談してみましょう。