効果的なポスティングを行うためにやっておくべきこと！

店舗を新しくオープンした際や、キャンペーンを行う際、新規顧客にアプローチしたいとき、ポスティング広告を行う方も多いのではないでしょうか。ポスティングはただやみくもにやればいいというわけではありません。ここではポスティングを行う際にやっておくべきことや配布中のコツなど、ポスティングの効果を高めるポイントをご紹介します。

ポスティング前にやっておくべきこと

ポスティングをする前にまずやっておくべきことは、ターゲットに合わせたエリア選定です。どんな人にチラシを見てほしいのかターゲットを明確にしたうえで、ターゲット層が多く住んでいるエリアをポスティングエリアとして確定します。次に行うのは配布マップ作りです。

ポスティングルートが定まっていないとポスティングに無駄な時間をかけることになります。効率よくポスティングをするために、事前にポスティングを行うエリアのマップを作っておきましょう。配布マップの作り方は簡単です。ポスティングを行うエリアの住宅地図やウェブ上の地図をコピーしてポスティングをする順に番号を振っておくだけです。

配布マップを作っておけば同じ場所を行ったり来たりして時間がかかったり、入れ忘れたり同じポストに重複して投函してしまったりすることも防ぐことができます。ポスティング当日は配布マップにポスティング済みの印をつけていくことで、ポスティングの進捗を一目で把握することもできます。ポストに投函できるサイズはA4、B4までなので、チラシのサイズが大きい場合はあらかじめ折っておくと手早くスムーズに投函を進めることができます。

ポスティングをする際の便利グッズとして「指サック」「ノック式のカラーペン」「雨具」「両面テープ」などがあります。キャップ式のペンは使うたびにキャップを外すのが手間になりますし、キャップが外れてチラシを汚してしまう可能性もあるためノック式のペンがおすすめです。ストラップなどをつけて首から下げておくとより便利に使うことができます。両面テープは誤ってポストにチラシを投函してしまった際、ペンの先につけてチラシを回収する際に使用します。

配布中のコツ

次に配布のポイントです。まずポスティングをする時間についてですが、深夜や早朝はもちろん出勤時間帯や帰宅時間帯など混雑する時間も避けたほうが無難です。ポスティングは地域住民の邪魔になったり不審者と間違われたりしない時間帯に行いましょう。

ポストにチラシを投函するときは、見てほしい部分を上にしてポストの奥までしっかり入れてください。ポストからはみ出ていると、落下したり捨てられてしまったりするためです。キャッチコピーや写真といった目に留まる情報を上にするのがおすすめです。

ポスティングをする際、大量のチラシをどうやって運ぶかも重要です。大量のチラシをすべて持って歩くのは大変です。チラシは自転車や自動車、バイクなどに積んでおき、必要な分だけをポスティングバッグに移して持ち運ぶのがおすすめです。

気を付けてほしいのが自転車や自動車の置き場所です。路上駐車は近隣住民の迷惑になりますし、駐車禁止の場所に停めるのは道路交通法違反になります。チラシを積んだ自転車や自動車、バイクはきちんとした駐車スペースに停めましょう。

ポスティングをしていると「ポスティング禁止」と書いた紙が貼られているポストがあります。そういったポストには投函せず、配布マップに記載しておくと次回のポスティング時に役立てることができます。また、チラシがあふれているポストは人が住んでいないことも多く、投函してもチラシが見られる可能性は低いです。チラシが無駄になってしまうのでそういったポストへの投函はやめておきましょう。

ポスティング後にやるべきこと

ポスティングが終わったあとはきちんと効果測定を行うことが重要です。どの程度の反響があったのか、設定した目標は達成できたかといったデータを記録しておくことで、次回のポスティングに活かすことができます。

ポスティングの効果測定で重要な「反響」とは、チラシを受け取った人が来店や問い合わせといったアクションを起こした数を指します。ポスティングの反響率は一般的に0.1～0.3％といわれています。たとえば1,000枚のチラシを配布して4件問い合わせがあれば反響率は0.4％ということになるので、ポスティングが成功したと判断していいでしょう。

反響数が少なかった場合はチラシの内容が悪かったのか、配布エリアの選び方が間違っていたのか原因を分析して次回に活かします。定期的にポスティングを行い、反響の確認とポスティング内容の改善を繰り返すことでより精度の高いポスティングができるようになっていきます。

ポスティングを行う際は、配布マップづくりをはじめとした事前準備をしっかりと行い、効率よくポスティングを行うこと、ポスティング後に効果を確認して改善を繰り返すことで精度を高めることができます。ポスティングには手間も労力もかかるため、専門業者に頼むのもおすすめです。専門業者に依頼すれば、あらかじめ目的にあった配布先のアドバイスを受けることもできます。自社にあったポスティングで上手に集客を行いましょう。