よくあるポスティングのクレームとその対処法

ポスティングは最近注目が高まってきている宣伝広告手段の1つです。新聞折込とは違い、1部ずつポストに直接投函するため閲覧率が非常に高く、宣伝効果があるとされています。ポスティングサービスを利用すれば効率的に宣伝ができますが、クレームが発生しやすいのも事実です。今回はポスティングでのクレームとその対処法をご紹介します。

濡れたチラシやぐしゃぐしゃなチラシが投函されている

雨の日の投函やほかの配布物が多かった場合、チラシが濡れてぐしゃぐしゃになってしまたりするケースもあります。たとえ投函時に雨が降っていなくても、ほかの配布業者が濡れたチラシを入れれば濡れてしまうこともあるでしょう。そうならないためには雨天中止の検討や、ポスティングしない基準をあらかじめ決めておくことも必要です。

■対処法：雨の日のポスティングは中止を検討する

雨が降るのであればその日のポスティングの中止を検討してみましょう。配布業者によっては配布日当日の天気予報を調べておき、雨が降った場合に備えて予備日を設けているところもあります。雨の日は動きにくくポスティングの効率も落ちてしまうため、雨が降った場合は中止するのがおすすめです。

■対処法：パンパンのポストに無理に入れない

配布物がぐしゃぐしゃにならないためにも、すでにほかの配布物でパンパンになっているポストへの投函はやめましょう。配布スタッフには出来る限り多くポスティングすることではなく、閲覧率を上げて効率よく配布することを重視してほしいと伝えれば、より良い結果へと生じるかもしれません。

数日分の新聞や多くの配布物があれば住人が配布物に対して興味がないか長期間外出しているとも判断できます。そのような場合はまとめて捨てられる、もしくはずっとそのまま放置されてしまう可能性も高いため、ポスティングしなくてもよいでしょう。

チラシがポストの周りに落ちている

スタッフの配布ミスによるケースと、住人がポストから落としてしまってそのままになっているケースがあります。スタッフの配布ミスでよくあるのが配布物の配り忘れです。その日の配布物が数種類ある場合、配りやすいようにマンションの戸数分だけポストの上に置く人もいます。全ての配布が完了すればよいのですがそのまま置き去りにしてしまい、クレームを受ける場合もあるようです。

住人がポストから落としてしまうケースは、配布物が多かった場合に起きやすくなります。ポストの中身を見るタイミングは朝の新聞を取るときか郵便物を確認するとき、外から帰ってきたとき、というパターンがほとんどです。

特に外から帰ってきたときは多くの荷物を持っている可能性もあります。そんな時にたくさんのチラシが入っていれば、ポストの中に取り残してしまうか落としてしまうこともあります。特にA4サイズではなくはがきサイズなどの小さなものは配布物の間から落ちてしまうことも考えられます。

■対処法：配布員のミスをなくす

配布員のミスだと断定できるクレームが入ったのであれば、配布スタッフの意識向上が必要です。該当エリアの配布を担当したスタッフに向けて、どの場所でどのようなクレームが入ったと伝えるのもよいでしょう。個人を特定できるわけではありませんが当人は気づくはずなので、自らのミスを認めて次回から改善しようと心掛けるはずです。

ポストにはなにも記載はないが、ポスティングしないでほしい

チラシを配布してほしくない家のポストや玄関には「ポスティング禁止」「チラシお断り」のステッカーが良く貼られています。しかし、中にはステッカーを貼ってはいないが配布しないでほしいと連絡がある場合もあります。

最初の連絡ではクレームというよりも「注意・お願い」での意味合いが強いですが、何度も続くと怒りのクレームへと変わってしまいます。中にはポスティング会社ではなく、店舗へクレームを入れる人もいるかもしれません。配布を依頼したクライアントであるショップや店舗に迷惑をかけないためにも、しっかりと対策を立てることが必要です。

■対処法：配布禁止リストに入れる

最初の連絡で配布禁止リストに入れておきましょう。また、該当エリアの配布を担当しているスタッフにも伝えておくとミスの防止に繋がります。しかし、該当エリアを担当するスタッフの経験が浅い場合、ステッカーや配布禁止リストの見落としが発生するかもしれません。ミスをさせないためにも、配布直前に配布エリアでの注意点を伝えておくのもよいでしょう。

ポスティングにおけるクレームやその対処法をご紹介しました。もし、チラシなどの配布をポスティング会社に依頼したいのであれば、発生する可能性があるさまざまなクレームに対してどのような対策をしているかの確認をすることをおすすめします。公式サイトで詳しく説明されていることも多いので、参考にしてみるとよいでしょう。