知っておきたい！ポスティングと新聞折込の特徴を徹底比較！

チラシを配りたいけど、ポスティングと新聞折込のどちらを利用しようか迷っている。それぞれの特徴を知りたい。今回はそんな悩みを抱えている方に向けて、ポスティングと新聞折込の特徴を比較しながらご紹介します。それぞれの特徴をしっかりと理解して、目的に合った方を選べるようにしましょう。

配布エリアと配布枚数

まずは、それぞれの配布エリアと配布枚数の特徴を見ていきましょう。

ポスティングの場合

ポスティングの配布エリアは自由に設定できる場合が多いです。しかし、例外として「隣の家までは徒歩10分」というような住宅の少ない地域では、料金がかなり高くなってしまう、もしくはポスティングができないという場合があります。

また、配布エリア内でもポストに「チラシ投函お断り」などと書かれていればポスティングできない場合もあります。そのような家のポストにチラシを入れても反響は期待できないばかりか、クレームにつながってしまう恐れがあるためです。

配布枚数に関しては、ポスティング業者によって上限・下限が異なります。「最低3,000枚以上」などと条件を決めている業者も多いです。枚数が多いと、配布に要する日数が長くなる場合もあります。

新聞折込の場合

新聞折込の配布エリアとしては、新聞を取っている世帯ならどこにでも配布することが可能です。ポスティングの場合では配布するのが難しかった、家と家が離れているような地域でも、「チラシ投函お断り」と書かれたポストや投函不可のマンションでも、新聞を取ってさえいれば、必ず中のチラシも一緒に届けます。

エリアの他に、「朝日新聞」や「読売新聞」などの種類ごとにチラシを入れたい新聞を選び、配布枚数を調節することもできます。

配布枚数に関しては、新聞を取っている世帯には少ない枚数から多い枚数まで対応でき、1日で1万枚でも10万枚でも配ることができます。しかし、配布したいエリアに新聞を取っている人が8,000世帯しかいないとすれば、1万枚配布したくてもできません。

また、ポスティングの場合だと配布枚数が多いほど配布完了までに複数日かかることもありますが、新聞折込の場合は全国拠点の機動力を生かして、たった1日で配布が完了します。配布のスピードを重視したい場合は、新聞折込が向いているといえます。

ターゲットの選定

次に、それぞれのターゲットの選定について見ていきましょう。

ポスティングの場合

ポスティングの場合は、「マンションだけに配布したい」、「戸建だけに配布したい」などの選別配布が可能です。住居形態による区分だけでなく、町丁目ごとにエリアを設定することも可能です。料金が割高になることが多いですが、狙ったターゲットだけに配布できるため、結果、費用対効果は高くなるといえます。

ポスティングに向いている業種といえば、商圏がある程度限られている「飲食」、「デリバリー」、「ヘアサロン」、「不用品回収」や、お子さんが転校しないで済む範囲で新築物件を検討してもらう必要があることから「不動産」などが挙げられるでしょう。

新聞折込の場合

新聞折込の場合は、新聞を取っている人だけに届きます。かつては新聞を取っている家庭が多かったため、「どんな人にも届けられる」というのが新聞折込の特徴でした。しかし、現在はとくに若い年代の新聞購読者が減りつつあるため、「40代以上、とくに女性、比較的富裕層」をターゲットとした配布として捉えることもできます。

また、ポスティングのように住居形態や町丁目ごとにエリアを設定することはできません。新聞折込に向いている業種といえば、入稿直前まで価格が変動しやすい「スーパーマーケット」や「家電量販店」、新聞購読者層である高齢者がターゲットになりやすい「リフォーム」、「霊園」などが挙げられるでしょう。

費用相場

最後に、それぞれの費用相場を見ていきましょう。

ポスティングの場合

ポスティングは新聞折込と比べるとやや高く、1部3〜8円前後、世帯の少ないエリアや選別配布の場合はもっと高くなることもあります。ポスティング業者によって配布員の管理体制などサービスに違いがあり、同じエリア・配布枚数でも価格に違いが出ることもあります。

また、他社のチラシとまとめて配る「併配」を条件として価格を抑えている業者もあります。

新聞折込の場合

新聞折込はエリアとチラシのサイズ、チラシの厚さによって料金が変わりますが、だいたいB4サイズで3円前後です。変形チラシや冊子の折込などは料金が上がります。枚数が少ないことで単価が割増になるということはありません。

ポスティングは狭域での小回りが利き、新聞折込は広範囲でスピード重視で配布したい場合におすすめであるということ、費用面ではポスティングの方が基本的に高いですが、紙の形状によっては新聞折込の方が割高になることがわかりました。それぞれの特徴に合わせて、どちらを利用するか考えたいですね。この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。